ドラクエ10 プレイ日記37



いたいけな少女が、凶悪なモンスター達に襲われ大ピンチ!! ってシーンなんですが、肝心のモンスターがナスビナーラ・・・。
※ナスビナーラ
  スライムより少し強い程度の、魔物の中でも最弱クラスのモンスターで、当然アズラン地方の魔物とは比べ物にならないくらい弱い
  通常、ツスクル平野以外では生息しておらず、意外とレア。



・・・まあもし、レベル1のキャラが1人でナスビナーラ3体と出会ったら、確かにかなり危ないんだけど。
しかし、無傷で風の町アズランからここまで来れたフウラが、なんで今更ナスビナーラごときに怯えるんだよ!? とか、ツスクル平野以外にはいないはずのナスビナーラが、なんでこんなところに都合良くいるんだよ!? とか、ツッコミどころが多すぎて、「大変だ!! 早く助けないと!!」、なんて気分になれないというw

別にこの話に限らず、昔からドラクエはそういう所を考慮せずに、ストーリーが組み立てられてますが。
多分、そんなとこまで細々考えてると、ストーリーが作りづらくて仕方ない、とかそういう理由だとは思うけど・・・。

でも今回のケースの場合、どくやずきんやあばれこまいぬあたりにフウラ襲わせる役やらせても、全く問題なかったはずだよね。
そこをあえてナスビナーラにしているのは、触手っぽいものに襲われる女の子ってやつを演出したかったからなんでしょうか(コラコラ)。


しかしフリーが手を出す間もなく、突如現れた(見守ってた?)カムシカ達がナスビナーラを蹴散らし、一応ピンチだったフウラを助けます。

↓ カムシカに蹴散らされるナスビナーラ達。実は特別強いナスビナーラだったとか、そんなことはなかったぜw
 

それでもフウラはカムシカに嫌悪感しか抱けず、持っていたプクリポ人形のケキちゃん(♀)をカムシカに投げつけます。
そのはずみでケキちゃんは水の中に落ちそうになりますが、カムシカの見事な動きを見せ、無事救出しました。
カムシカはケキちゃんをフウラの元へ返します。

 

そこまでしても、やっぱりフウラは素直になれず、「よ、よけいなこと しないでよねっ! ケキちゃんを 取りに行って 死なれたりしたら・・・・・・ メーワクなんだから!」と、お手本のようにわかりやすいツンデレ台詞を吐きますw
複雑な子だな、フウラ・・・。


そんなやりとりがあった後、ようやくフリーが近くにいることに気づくフウラ。
ロクに会話も交わしていないのに、しっかりフリーの顔を覚えているあたり、記憶力良い子ですね。
何度姿を見せても全然顔を覚えてくれない、どっかのドワーフの王様とはえらい違いだw

改めて互いに事項紹介を行う、フリーとフウラ。
フウラは先ほどのやりとりを見ていたフリーに対し、「私を 助けてくれたカムシカに あんな態度を取るなんて・・・・・・ 私のこと ひどいヤツだって思ったでしょ?」、と問いかけてきます。

まー、ぱっと見は彼女自身の言う通り、ひどいヤツに見えるんですが、おそらくカムシカが原因で母親が死んだからこそあんな態度なんだろう、って思ったので、いいえと返答しました。
RPGはなまじ相手の事情がわかりやすいから、妙なところで冷静に判断できますw

↓ ホッとしているような、何かを抑えているような・・・何故か印象に残る表情。


質問に答えた後、フウラは自分の胸の内を教えてくれました。

すごい風乗りだった母を尊敬していたこと・・・、本当は母の後を継いで風乗りになれたら、と思っていること・・・、けれど母がガケから落ちたカムシカの子を助けようとして失敗し、死んでしまったこと・・・。
そしてフウラは、カムシカさえいなければ今も母といられたのに・・・と考えるようになり、カムシカを好きになれないでいたのです。
風乗りになりたいって気持ちもちゃんとあったことは少し意外でしたが、今はカムシカを拒絶してしまっているからなぁ・・・。

領主の言う通り、確かにカムシカが「悪い」わけではありません。
しかしそれでも、カムシカがきっかけで大好きだった母が死んでしまったことには変わりはなく、それじゃ彼女がカムシカを拒絶してしまうのも無理ない話なんでしょうね・・・。


こんな事情があるんじゃ、フウラに風乗りにするのは無理っぽいよなぁ・・・と、つい考えてしまったフリー。
そんな時フウラは、墓に母が好きだった花が供えられていることに気づきます。

そしてそれがカムシカによって6年たった今もずっと供え続けられていることに・・・。
フウラ自身はカムシカへの嫌悪感のあまり、母が好きだった花のことすら忘れていたのに・・・。



ここは感動するシーンかもしれませんが、まず最初に思ったこと・・・墓参りするシカって、ギネス記録に載りそうな光景だよな!!
ちょっとカムシカが花持ってきて墓参りするシーン、見てみたい気がするw

もっとも、別にカムシカが普通の野生動物並の知能しかない、なんて誰も言っておらず、4足歩行で喋れないだけで、彼らには人間を初めとするこの世界の知的種族並の知能がある可能性の方が高いのですが。
風の化身と呼ばれ、敬われているくらいだし。

でもそうだとしたら、カムシカの方も自分達を助けようとしてフウラの母が死んだことや、そのせいでフウラが自分達を嫌っていることを理解しているってことだよな。
と、いうか今回のストーリー見る限り、そういう事情を意識しているとしか思えん・・・。


カムシカの想いを知ったフウラは、完全に吹っ切れていないものの、風乗りになる決意を固めました。
そしてほぼ聞き役に徹していただけのフリーにお礼を言った後、彼女は自らの決意を父に伝えに町に戻ります。

うーん・・・これって、悩みを抱える相手に対して本当に必要なのは、適切なアドバイスなどではなく、話を聞いてあげることそのものって事なのかな?
まあ経緯がどうであれ、良い方向に向かっているんなら、なんだって構わないですよねw
ということで、フリーも彼女の後を追って、ルーラストーンで風の町アズランに戻ります。




多分、フウラは父親である領主の元にいるのかな? と思い、領主の館へと向かいます。
ピンク色のNPCも、領主に会いに行くように言っていたし。

↓ 名乗った覚えなんてないのに、フリーが誰かを知っていたグンザさんw


しかし、領主の元に行ってもフウラはいませんでした。
フウラはきちんと領主に、風乗りになりたいと話したそうなんですが、風乗りになり風送りの儀を行うには、風のたずな・風のころもという二つの神器をフウラ自身が取りに行かないといけません。
なので、フウラは風のたずなを取りに行くために、既にイナミノ街道にある山間の関所に出かけたそうなのです。
行動早いな、オイ

そんでもって領主からキーエンブレムを餌に、フリーにフウラが無事、神器を持ってかえれるよう、手助けをして欲しいと頼まれます。
なんだかんだで領主、フウラのこと溺愛しまくってるよなぁ。
町の危機にも関わらず、どうしてもフウラが嫌がるなら風乗りになんてならなくても良いよって、言いかけたくらいだしねw

キーエンブレムが欲しいのもありますが、彼女がこの先どう変わっていくかも気になるので、フリーは領主の願いを引き受けることにしました。
なんか今回のストーリーは、シンプルながらもいつも以上にドラマチックで、結構見入ってしまうw


さて、フウラは山間の関所に向かったそうですが、実は既に行ったことのある場所だったので、大して悩むことなく辿り着きました。
木工ギルドに向かう過程で通るんですよね、山間の関所w

・・・だからかは知らないですが、またもターゲットよりも先に目的地に着いてしまいます。
ウルベア地下遺跡の時といい、フリーはせっかちさんですw



フリーと出会い、魔物をやっつけたことを嬉しそうに報告するフウラ。
微笑ましい姿なんですが、ついさっきまでナスビナーラを怖がってたくらいなのに、もうアズラン地方やイナミノ街道の魔物すら倒せるようになったのかw
カムシカも手伝った、と言ってはいるけど・・・その成長速度をNPCだけじゃなく、実際のプレイヤーにも反映させて下さいw

まあそれはさておき、フウラはエヌカラというおじさんから、神器の1つである風のたずなを受け取りました。



そしてもう1つの神器である風のころもが、スイの塔と呼ばれる場所の最上階にあることも教えてもらいます。
また最上階の扉を開くことが出来るのは、風乗りとして塔に認められた者だけなんだとか。
やっぱ風乗りって、誰でもなれるもんでもないんだな。

けれどカムシカ達は塔には入れないため、カムシカの力を借りることは出来ません。
それでも大丈夫なのか? とフウラは問われますが、決意を込めて「はい」と答えます。



ということで、次の目的地はスイの塔に決まりました。

しかしフリーが父である領主に頼まれて来ていることを知っているにも関わらず、フウラは先に行ってしまいます
これじゃ手助け頼まれた意味ないような気が・・・フリー涙目w
つーかフウラ、他力本願な奴が多い、ドラクエのNPCの中では珍しく、独力で物事に取り組もうとする傾向にありますね。

多少心配なんですが、カムシカ達が黙ってフウラの後をついていきました。
スイの塔に入れないのについてくるなんて、カムシカって頭悪い・・・なんて毒舌吐きますが、さっきまでに比べると随分打ち解けているような印象です。
フウラはカムシカの前ではツンデレですねw




カムシカがいるなら大丈夫だと思うので、フリーはフリーでスイの塔へ向かいます。
スイの塔はスイゼン湿原というエリアにある塔です。
スイゼン湿原には、イナミノ街道 G-5エリアから行けますが、アズラン地方からスイセン湿原に行く道もあります。



珍しく寄り道せずに、真っ直ぐスイの塔へ向かうフリー。
そのおかげか、やっぱりフウラより先にスイの塔へ到着します。
フウラが単独行動したがるからしょうがない部分もあるのですが、それで良いのか手助けを頼まれたフリーw

でもフウラはフリーが先に着いていることに気付かず、色々助けてもらったカムシカに頭を下げ、お礼を言います。
照れくささのあまり、カムシカから逃げるかのようにスイの塔に向かって走りますが、そこでようやくフリーがいたことに気付くフウラ。
そしてまたツンデレ台詞を吐くフウラw

↓ ツンデレ乙w


しかし一緒に旅したおかげか、以前のようにカムシカに嫌悪感丸出しな態度を取ることは、もうなくなっていました。
カムシカは何故自分を助けてくれるのか・・・母を死なせてしまった罪滅ぼしからなのか、自分がカムシカの力を引き出せる風乗りだからなのか、フウラは疑問に感じます。


まあストーリーの展開的には、上記の2つも理由に含まれるにせよ、1番の理由はカムシカ達がフウラの事を好きだから助けてくれる、ってことなんでしょうか。
でもカムシカ達ほど知性のある生き物が、虐待こそしていないものの、あんなに毛嫌いしていたフウラに好意を持つ理由がよくわかりません。
フウラみたいに一緒に旅する間に好意を持つようになった、というのならまだわかるのですが、思いっきり嫌われまくっていた頃からフウラに好意を持っていたみたいだし・・・。

単にご都合主義なだけなのか、フウラが無条件にカムシカに好かれる体質だからなのか、大切なパートナーの娘として家族愛に似たような想いを持っているからなのか・・・。
ってまあ、真面目に考えても仕方のないことだし、どんな事情があっても仲良くやってるんなら、そんなこと別にどうでも良いか・・・と、考え直したフリーは、考察するのをやめました(オイ)。
そんな堅苦しいことを真面目に考えるのは、フリーには似合わないのですw


と、なんか頭の中であれこれ物思いにふけっている間に、やっぱりフウラはフリーを置いて先に行ってしまいました
そこまでフリーと一緒にいるのが嫌なのでしょうか・・・。
ケキちゃん人形と同じ、プクリポじゃないかw



まあそんなことは構わないにしても、カムシカの力を借りれない状態なのに1人で大丈夫なのでしょうか?
この塔、絶対魔物出そうだし・・・でも普通に考えたら、神聖な神器が置いてある塔に魔物なんているはずないよね♪
・・・なんて甘い考えが通用するはずもなく、当たり前のように魔物がうじゃうじゃ生息していました

↓ 木製の建物に、ろうそくの魔物がたくさんいるのも何か心配w


RPGとしては自然な展開かもしれませんが・・・神器が眠っているような塔に魔物が大量発生してるって、どうよ!!
見張りでも雇って塔を管理する方が、いーんじゃないでしょーかw

既にレベル50近いフリーからしてみれば雑魚ばかりなんだけど、一応ここの魔物、オルフェア地方西(危険区域以外)の魔物と同等程度の実力はあります。
つまり1人だとレベル20前後でも苦戦するような魔物がたくさんいる中、フウラは単独行動しているという・・・大丈夫なんだろーか?

でもきっとRPGの都合上、ここで雑魚にフウラが殺される・・・なんて展開があるわけがありません。
なんできっと大丈夫だろう・・・と、ストーリー構成を信じて、フリーは先に進みます。

しかしまあ、こういう何フロアもあるダンジョン、というのはドラクエ10ではここが始めてです。
ドラクエ10のダンジョンって、1フロア単位で見ると広いけど、フロア数そのものはそんなに多くないからなぁ。
かえって新鮮。



そんなこんなで、フリーは最上階へと辿り着きました。
そしてやっぱりフリーより後から無傷(!!)で到着したフウラ

・・・ドラクエって、王道RPGの癖に一般人と魔物の力関係が謎すぎる
どう見ても非戦闘要員にしか見えない彼女のどこに、冒険者に匹敵するような実力が秘められているのでしょうかw

まあそういうささやか(?)な疑問は、一旦脇に置くとして。


最上階に辿り着いたフウラは、感慨深そうに扉を見つめながら、手から不思議な光を放って扉を開こうとします。



そして、扉は開かれました。
フウラはスイの塔に、風乗りとして認められたのですね。

しかしいざ中に入ってみると、妙に生活感あふれる空間となっており、とまどうフウラ。
するとそこにいかにも怪獣らしい見た目の生物が窓から現れ、部屋に無断進入したことを怒り始めます。




まさかこの生物・・・スイの塔に認められた、もう1人(匹?)の風乗りの継承者!? 

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